
最後で、
あの人は大切なものを全部すぐ捨てて、諦めてしまった。
注目されることはいやだし、
いつも人の目線から逸らしてる。
これからもう恐れることはなくて、
失うものは何もないから。
残るのは空っぽだけ。
そして顔のないはかすかな形になって、
夜が来るとだんだん消えるようになってきた。
昼は誰も気付けないままで太陽の下で歩き続ける。
今「影」の存在感もう関係ない。
この日が来るのをずっと待っていたよ。
「やっと自由になった」って。
「それでよかった」って。
しかし本当は心の感情を抑えて、隠して、
捨てたもののように、手には戻れない。